【百名山に登りたい】金峰山と瑞牆山

山歩き

2023年のゴールデンウィークに金峰山と瑞牆山へ、1泊2日で行ってきた。

金峰山は2回目、瑞牆山は初めてとなる。瑞牆山荘から登り、富士見平小屋を拠点に金峰山と瑞牆山をピストンして、瑞牆山荘へ下るコースにした。僕のテント重いし。テン泊装備おいていけるのが最高。

金峰山と瑞牆山

金峰山は山梨県と長野県の県境にある百名山。標高は2,599m。山頂には五丈岩という大きな岩がある。瑞牆山は山梨県の百名山。標高は2,230m。印象としては、森からニョキニョキと生えてる岩の山。どちらも奥秩父の山というのだけど、僕は奥秩父と奥多摩の区別がいまいちつかない。たぶん、高尾山とか家から遠いこともあり、あまり登ろうと思わなくて地図をあんまり見ないからかなぁ。
金峰山は大弛峠から一度登ったことがあるのだけど、小雨交じりであまり楽しめなかった思い出がある。せっかくのゴールデンウィークなのでテン泊したいと思って、登ったことのない瑞牆山と金峰山に行こうと思った。

今回のルート

2023年5月。今回歩いたルート。

瑞牆山荘から登り、富士見小屋をベースキャンプにして、1泊2日。1日目は峰山、2日目は瑞牆山へそれぞれピストンで登る計画。僕のテントは重いのでテン泊装備を置いていけるのが大きい。テン泊は楽しいけれど、荷物は軽いほうがいいよね。

登山口へのアクセス

遠足前のこどもみたいに、寝れなかったので予定より早く家を出た。家から3時間ぐらいで瑞牆山荘の駐車場へ着いた気がする。午前2時すぎ。GW中ということもあるのか、駐車場は7割ぐらい埋まってた。寝られたような寝れなかったような感じではあるけれど、明るくなるまで車の中で仮眠した。

富士見平小屋へ

5時ぐらいに、まずはベースキャンプとなる富士見平小屋を目指して出発。最初は正直、よく覚えていない。まだ眠いし、体が起きていないので、なにお考えずに登っていた気がする。緩やかな樹林帯を登っていく。暫く歩いていると、瑞牆山の岩肌がチラチラ木々の間から見えてきた。テン泊装備で重いけど、富士見平小屋でデポできるから、しばらくの辛抱。
1時間弱、6時前に富士見平小屋へ到着。思っていたより寒い気がする。空いているところにテントを立てた。

木々の間から瑞牆山
富士見平小屋

金峰山へ

大日岩まで

あんまりゆっくりしていると嫌になりそうなので、体が冷えないうちに出発した。30分ぐらい標高を上げたら、大日岩のあたりまではトラバース道。地図を見たら飯森山という山を巻いていく感じみたい。何箇所か鎖場があるけれど、そんなに難しくなく、楽しい山歩き。
そうこうしているうちに大日岩に到着。でけー岩。ぐらいにしか思っていないけど、なにかあるのかしら。登って回り込むと、景色の良いところがあったので、少し休憩。

南アルプス?だっけなぁ??
鎖場が何箇所か
大日岩

気持ちの良い稜線歩き

大日岩をすぎて、稜線に出ると、少し景色が変わる。 両側が切れ落ちていて、景色が開けて気持ちいい稜線歩きができる。金峰山に近づくにつれ、雪が残り始める。何箇所かチェーンをつけようか迷った場所があるけれど、まだ時間が早かったからか、雪が締まっていて、チェーンをつけなくてもなんとかなった。

気持ちの良い稜線歩き

金峰山到着

10時ごろ、五丈岩の裏手あたりから山頂へ出た。鳥居をくぐってご挨拶。山頂は雲が多くてあまり眺望はないけれど、明日登る瑞牆山ははっきり見えた。じっとしていると寒い。前回は山頂から五丈岩が見えないくらいのガスっぷりだったけど、今回ははっきり見えて満喫した。

五丈岩
金峰山山頂
雲は多いけど近場はよく見える。

富士見平小屋までの帰り道

帰りは金峰山小屋に立ち寄って帰ることにする。山頂から金峰山小屋への下り、ハイマツの間に行きがかなり残っていて、最初は無理して下っていたけれど、観念してチェーンを付けた。チェーンつけたら見違えるように歩きやすい。最初から無理せずつけたら良かった。金峰山小屋から山頂への分岐までのトラバースもかなり雪が残っていて、チェーンなしでは歩けないくらいの感じだった。気温が低くて雪が締まっているので、なくても良いかもしれないけれど、あると安心ぐらいの積雪。踏み抜きもせず無事に通り抜けた。
あとは来た道を戻るだけ。戻るだけなんだけど、反対から歩くとまた雰囲気がちがう感じがして良い。とはいえ、大日岩を過ぎたありから、樹林帯に入るとビールを飲むことばかり考えていた。

山頂直下は雪がまだ残る

ベースキャンプの過ごし方

14時ごろ、富士見平小屋まで帰ってきた。一日無事に過ごせました。
とりあえず荷物をおろし、ビール。なんと富士見平小屋のオリジナルビールがあるらしい。柿ピーをつまみに飲んだら美味しかった。ビールを飲んだらお昼寝。ウトウトしながら17時ごろまで寝た気がする。若干寒くなってきた。
暗くならないうちに晩ごはんを食べちゃおうと、お湯を沸かす。が、なんとガス切れ。なんとか暖かくなったお湯でアルファ米を戻すことはできたけど、お茶も飲めない。明日どうしよう。。。湯たんぽ作ろうと思ってたのに寒くないかしら。。。ガスの残量チェックが甘かったことを後悔したけど、今あるものでなんとかしなくては。朝ごはんはパンがあるからなんとかなるか。

富士見平小屋オリジナル奥秩父山賊ビール
星空

寒い夜

天気予報だと、最低気温は3℃ぐらい。なのに僕のシュラフは薄い。どうぜ夏しかテン泊しないと思って買ったので、ペラペラ。帰ってから見直したら下限5℃だった。そんなシュラフなので、ダウン持ってきて良かった。ダウンとレインを着込んだら快適に寝られた。
明け方、テントの中は10℃くらい。外は3,4℃。トイレ前の手洗いにつららができるくらいには冷え込んでいた。お湯を沸かして体を温めたいところだけど、ガスがない。お昼ごはんのアルファ米に冷たい水を注ぎ、お昼までになんとか柔らかくなることを願う。にしても寒い。

明け方の富士山。小屋の前から見ることができる。

瑞牆山へ

じっとしていると寒いので、早々に出発。途中の川に出るまではトラバースで標高差も少ない。というか若干下り。川を渡ると急登の始まり。枯れた沢を登る感じで大きな岩も多い。機能とは違った雰囲気で楽しい。急登の楽しみ方は、何も考えないことだと思う。コースを外れないようにすることだけ考えてひたすら無心で登る。あとどれくらいと考えると負け。というか気が滅入るので考えない。なので、あまり良く覚えていないのだけど。山頂に近づくに連れて岩が大きくなってきた。
山頂手前、若干雪が残っていたけど、チェーンはいらなかった。寒すぎて氷がカリカリ。滑ることもなくて普通に歩けた。

瑞牆山山頂

岩を登ったら山頂に出た。すごい景色。雲ひとつない晴天。今回の登山は大勝利。昨日登った金峰山、富士山、南アルプス、八ヶ岳、全部くっきり見えた。山登りして、富士山が見えたらそれだけで満足なんだけど、富士山てなんだろう。家からも見えるのだけど。不思議。

瑞牆山山頂
富士山が見えたら優勝。
前日登った金峰山。雪が残っているのがみえる。
八ヶ岳。だよね。。。

冷たいおにぎり

朝水を入れたアフファ米のおにぎりは柔らかくなっていた。でも冷たい。塩分がなかったら凍っているんじゃないかと思うくらい冷たい。凍えそうなぐらい寒いのだけど、お腹も空いているので、とりあえずお腹に詰め込む。今考えても不思議なおにぎりだった。冷たいのに柔らかい米は初めて食べたかも。

家へ帰るまでが登山です

まだまだ山頂で景色を眺めていたいけど、寒すぎてギブアップして下山。お湯を沸かしてコーヒーでも飲みたかった。下りも無理にスピード上げないと体が冷えていく感じがするので、急いで下山。天気が良いことが救い。風がなければ気持ち休まる。10時前には富士見平小屋まで戻ってきた。
テントを片付け、下山。
1日目は雲が多めだったけど、2日目は快晴。寒かったけど、景色も良くて大満足でした。

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